私は社会人になってからファイナンシャル・プランニング技能検定(以下FP技能検定)の3級の勉強をして合格しました。
平成30年の時です。社会人になってから数年経ってから受験です。
FP技能検定という資格があることは大学生の頃から知っていました。お金に関する資格で、社会人であればFP技能検定の知識を身につければとても役に立つと聞いていました。
そのため、社会人になったら勉強しようと決めていました。
そして社会人になってから数年、仕事に慣れてきて少し余裕ができ始めたため、FP技能検定の勉強を始め、日々コツコツ勉強しました。
3級の勉強をしてからはお金に関することの基礎が身につき、仕事や日常生活でとても役に立ちました。
持っているからすごく評価されるという資格ではないかもしれません、しかし、勉強する中で身につけたお金の知識は間違いなく役に立ちます。
私のとてもおすすめの資格です。
FP技能検定3級についての記事は以前にも書いているので、こちらも参考に見ていただけたら幸いです。
今回の記事では私がFP技能検定3級を勉強して受験した時の経験を書こうと思います。
何か資格の勉強を始めようと思っている方や、FP技能検定を受けようと迷っている方等、この記事が参考になれば幸いです。
FP技能検定とは
そもそもFP技能検定とは何か、ということですが。
日本FP協会のホームページによると
ファイナンシャル・プランニング技能検定は、厚生労働大臣より職業能力開発促進法第47条1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受けて日本FP協会が実施する国家検定です。
日本FP協会ホームページ FP技能検定とは
FP技能検定は国家検定となります。
試験は上記に出てくるFP協会(日本FP協会)と、きんざい(金融財政情報研究会)の2つの団体が行っています。
どちらでも受験ができ、問題は一緒です。私はFP協会の方で受験しました。
試験は毎年1月、5月、9月に行われます。年3回なのでチャンスは多いですね。
合格率ですが、3級の場合は学科試験が70%〜80%、実技試験が80%〜90%です。
ちなみに、2級の場合は学科試験が40%〜50%、実技試験が50%〜60%。
1級の場合、学科試験が10%〜20%、実技試験が80%〜90%です。
3級と2級の合格率は比較的高いです。
3級に合格すると2級を受験することができます。日常生活や仕事で役に立つ知識としては2級までで十分のようです。
2級の上に1級もありますが、1級となると受験するために実務経験が必要だったり、試験内容が日常生活や仕事で使うレベルを超えてかなり難しくなります。
私は2級まで合格し、1級も目指そうと思いましたが、問題集を見てあまりの難しさに今はやめようと断念しました。
1級に対する憧れがあるので、いつか勉強して受験してみたいと思っています。
試験範囲
FP技能検定の試験範囲は以下のとおりです。
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
出題される内容はお金に関すること全般という感じですね。そのため、FP技能検定3級の勉強をすればかなり幅広いお金の知識を身につけることができます。
試験の方式
試験は学科と実技に分かれていて、どちらもマークシート方式です。
学科は⚪︎×式と三答択一式で合わせて60問が出題、60点中36点で合格。
実技は事例形式で5題、50点中30点以上で合格です。
独学か、予備校へ通うか
FP3級の勉強をするにあたって、独学で勉強をするか、予備校に通うかを考えます。
私の考えとしては、予備校に通わなくても独学で合格は可能だと考えます。実際私も独学で合格しています。
ただ、今後FPを仕事としていく場合や、仕事の中でFPの知識が求められる場合には予備校へ通うのはありだと思います。
というのも、独学で合格するための知識を身につけることは可能ですが、FP3級に出題される内容をしっかり理解するのは難しいからです。
試験範囲を書きましたが、お金に関することが幅広く出題されます。独学で全て理解するのは難しいです。
私自身FP3級に合格はしましたが、合格できるだけの最低限の知識を身につけただけで、実際に仕事で使える程の理解ができたかと言えばそんなことはありませんでした。
予備校の講義では基礎からしっかり教えてもらえるため、今後仕事で使う場合でも通じる知識を得ることができます。
とはいえ、独学でも後から必要に応じて追加で勉強していくことはできるので、最終的に自分が勉強しやすい方法で勉強していくのが1番だと思います。
使ったテキスト
私が使ったテキストと問題集はTACさんの出版している
- みんなが欲しかった! FPの教科書 3級
- みんなが欲しかった! FPの問題集3級
これらを使いました。
本屋に並んでいるFP技能検定3級のテキストや問題集を見ていく中で、文字の大きさや色使い、絵の多さがちょうど良かったからです。
また、念の為にインターネットで口コミを見てみましたが、口コミの評価もとても良かったです。
口コミは結構参考になるので、テキストや問題集を買う際には見てみるととても良いと思います。
勉強方法
勉強方法ですが、基本的に
- テキストを読み、読んだ単元に該当する問題集の問題を解く
この繰り返しです。
基本的な勉強方法ですね。私の場合はテキストの1つの単元を読み終わったらすぐに問題を解くというのを心がけていました。
記憶力が私はあまり良くないため、テキストを読んでから問題集を解くまでに時間が空くとテキストの内容を少し忘れていたりすることがあったので、できる限りテキストを読んだらすぐに問題を解くというのを意識していました。
勉強期間は2ヶ月ほどで、1日2時間くらい勉強していました。
テキストと問題集はそれぞれ3周繰り返しました。
3周繰り返したとは言っても、テキストについては1周目はしっかりと読み込み、2周目以降はさらっと読む程度でした。
問題集については、1周目と2周目は全ての問題を解き、3周目は間違えた問題だけを解きました。
テキストも問題集も3周目に入ると進むスピードがかなり早くなります。しかし中には3周繰り返しても全く分からない内容や問題が出てくることがあります。
そのような時は、その内容が試験に頻出の内容であればしっかり調べて、あまり出題されない内容であれば捨ててもいいと思います。
解けなくても試験の合否にそんなに影響は無いので、試験に合格してからしっかり調べましょう。
試験当日
申し込みの際に試験会場が選べます。
そのため、会場は自分が行きやすい場所を選びましょう。私は名古屋市内の試験会場を選びました。
試験会場へ入ると多くの方が既に座っています。若い方や年配の方と幅広いですね。多くの方がこの資格を取ろうとしてるのだなと試験会場を見て感じました。
時間が来て試験が始まり、とりあえず試験問題をひと通り軽く目を通した後に問題を解いていきました。
どの問題から解くか決めておくととてもいいと思います。
私の場合は保険の内容が出題される「リスク管理」が苦手なので後回しにし、他の問題を順番に解いていきました。
苦手な問題を先に解くと時間がかかったり、解けなくて気分が落ちたりすることがあるので、先に得意な問題から解いていくのをおすすめします。
無事合格
しばらくして日本FP協会から自宅に封筒が届きました。
入っていたものは合格証書と合格の通知、通知には点数が載っていました。
無事に合格です。とても嬉しかったです、頑張って勉強して良かったです。
3級に合格すると2級を受験することができるようになります。ほとんどの方はそのまま2級の受験に向けて勉強するようです、私も当時そのまま2級に向けて勉強を始めました(仕事の関係で少し期間は開きましたが)。
また別の記事で書こうと思いますが、FPの勉強を行ったことは日常生活や仕事の中でかなり役に立っています。
お金のことを知るということはとても大切なんだなととても実感できました。
勉強することで得られるものがとても多い資格です、もし興味があればぜひ勉強してみてほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは。
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