この時期は国家公務員や県庁の試験が終わり、市町村の役場(以下市役所)の試験が行われていると思います。
市役所の1次試験の筆記試験はどの市役所でも大きな違いはありませんが、面接については違います。
当たり前のことではありますが、市によって人口等は全然違いますし、市役所によって行なっている政策や重視していることは全然違います。
そのため、面接対策にはその市や市役所についてよく知ることが大切になります。
自分の生まれ育った街であればどんな街なのか既に理解はできていると思いますが、自分が生まれ育った街以外の市役所を受験することは多いですし、自分の生まれ育った街であっても市役所がどんな政策をしているのか知らないことは多いです。
私が大学生の頃、市役所の面接を受ける時にどのように対策すべきかよく理解せず、闇雲にホームページを見るということをしていて十分に対策ができていませんでした。
結果、その市のことをよく理解しないまま面接を受け、あまり良い回答をすることができずに不合格となりました。
しっかり対策しなかったことを後悔し、反省しました。
その後、就職して官庁で働いていく中でこのようなことも調べておいた方がいいということも後から分かるようになっていきました。
今回の記事では、私が大学生の頃に市役所の面接を落ちた反省、また官庁で働く中で気づいたことを基に市役所の面接対策としてどのようなことを調べたらいいのかを書いていきたいと思います。
市役所の面接を控えている方の力になれれば幸いです。
市役所の面接対策でやっておくべき事
市役所の面接対策でやっておくべき事は以下のとおりです。
- 面接を受ける市役所のホームページをしっかりと見る
- 実際にその市や市役所へ行き、見てまわる
- 周辺の市のホームページを見て比較する
私が市役所の面接を受けていく中でやっておいた方が良かったと感じたのはこれらのことでした。
それぞれ詳しく書いていきます。
面接を受ける市役所のホームページをしっかりと見る
まずは何より、自分が受験する市がどのような所なのかを知ることがとても大切です。
そのためには市役所のホームページを隅から隅まで読んでおきましょう。ホームページにはその市のことが細かく書かれていてその市のことを知るにはとても良いです。
市の歴史、人口、市の政策など、どのような市なのかをまずは知りましょう。
市の政策は特に重要です。後で書きますが政策をよく知らないまま面接を受けて痛い目をみた経験が私にはあります。
実際にその市や市役所へ行き、見てまわる
面接を受ける市や市役所に実際に行って雰囲気を見ておきましょう。実際に足を運んで見てみないと分からないことは多いです。
市役所に行ったのであれば置いてあるパンフレットをいくつかもらっておくといいと思います。
面接で聞かれた質問に対して「配布されているパンフレットの〜」というように実際に足を運んだことが分かるように答えることができ、とても良い印象を持ってもらえます。
また、面接を受ける市へ足を運ぶことに関しても同じ理由で、実際に見たものを基に質問に答えることができるようになります。
周辺の市のホームページを見て比較する
周辺の市役所がどのような政策を行なっているのか調べておきましょう。
私は面接で「市役所の職員となったらどのような政策を行いたいか」という事を聞かれたことがあります。
私は思いつくままに答えました。結構しっかりしたことを答えたと思いますが(あくまで自分の感覚で)あまり面接の担当者の反応はよくなく、同じ市役所を受験した友人は面接で同じ質問をされ、周辺の市がどのような政策をしているかということと併せて自分のやりたい政策を答えたようです。
すると面接の担当者の反応はとてもよく、3人いた面接の担当者のうち1人は手元のメモとは別に何かメモを取っていたようです。
そしてその友人は内定をもらいました。
面接の担当者によって評価は変わると思いますが、市役所は他の市役所がどのような政策を行なっているか多少なりとも気にしているので、他の市役所の政策を併せて答えたことはとても評価が高くなったのだと思われます。
また、事前に周辺の市役所の政策を調べておくということをやっていたということ自体も良かったのかもしれません。
私の面接での失敗談
私は市役所での面接で失敗したことがいくつもあります。
今回の記事では市の政策に関してあまり下調べを行わなかったことで起きた失敗について書こうと思います。
市役所の政策を理解せずに話した
私がとある市役所の面接を受け、志望動機を聞かれました。
志望動機はどんな面接でもほぼ確実に聞かれるため、どう答えるかは準備していました。
しかしその内容ですが、自分で考えつつ予備校の先生に添削をしてもらっていたため、先生の考える志望動機の内容が結構入っていました。
そしてその中の一文にあったのが「市役所の政策に感銘を受けた」という内容でした。
その志望動機を答えた後にさらに聞かれたのは「制作のどのようなところに感銘を受けたのですか?」という質問です。
私はその市がどのような政策を行なっていたか一応調べてはいましたが、そんなに深く考えてなく、その時の回答は薄っぺらな内容だったと思います。
面接官の反応はあまり良くなく、良い回答ではなかったことはすぐに分かりました。
面接官は多くの受験生を面接しているので、薄っぺらな内容であればすぐに見抜くと思います。
政策のことを志望動機に加えたのであればそこについて詳しく聞かれることは考えれば当たり前のことです。
当時はそんなことも理解できていない学生でした。今はとても反省しています。
より良い回答をするために
政策についてしっかり理解すべきだったと反省し、その市の政策をよく調べるべきだと思ってはいますが、社会人になり実際に官庁で働く中で思ったことがあります。
それは、どのような政策を行なっているのかただ調べるだけではダメです。
私が調べておくと良いと思うことは
- その市では過去にどんな政策を行なっていたのか
- 周辺の市ではどんな政策をやっているのか
- 市長はどのような目標(公約)を掲げているのか
この辺りの内容はしっかり調べて、政策について聞かれた時に回答に加えるととても良いと思います。
この調べ方ですが、実際に官庁で何かしら政策等を決める時に実際に調べる内容です。官庁によってやり方は色々あると思いますが私が先輩や上司に教わったのはこの内容でした。
実際に官庁で政策を決める時に調べる内容と同じことを調べておき、面接での回答に加えることができれば他の受験生とは違った回答ができると思います。
やるなら本気で
政策のことばかり書いてしまいましたが、結局のところ自分が受験する市や市役所に関することはしっかり調べた方がいいということを私は伝えたいです。
調べることは多くそれなりに時間や手間はかかるので、他の官庁や市役所の対策を行う中でとても大変だと思います。
しかし、受験生はみんな本気で面接対策をしてきます。手を抜かず最後までしっかりと準備をした受験生が内定を勝ち取れます。
最後まで手を抜かずにやり切りましょう。
まとめ
今回の記事では市役所の面接対策としてやるべきことを書きました。
市役所の面接対策としてやるべきことは
- 面接を受ける市役所のホームページをしっかりと見る
- 実際にその市や市役所へ行き、見てまわる
- 周辺の市のホームページを見て比較する
これらのことが挙げられます。
自分が受験している市役所、そして市がどのようなところなのかを理解することはとても大切です。
また、私が学生の時に市役所を受験した際に、志望動機の中に「市の政策に感銘を受けた」ということを話し、具体的に聞かれたことがありました。
政策についてそこまで深く調べていなかった私は薄っぺらな内容を話すことしかできませんでした。
市役所が行う政策については面接ではとても聞かれやすいです。そのため、政策についてはより詳しく調べておくべきだと考えます。
政策について調べる上でより良い回答を行うために
- その市では過去にどんな政策を行なっていたのか
- 周辺の市ではどんな政策をやっているのか
- 市長はどのような目標(公約)を掲げているのか
これらのことを政策について調べる際に併せて調べておくとよいと思います。
これらは官庁で政策等を決める時に実際に参考にしている内容のため、調べておいて政策について答える時に加えるとより良い回答ができると思います。
面接を受ける受験生はみんな全力で調べてきて面接を受けます。しっかりと調べて準備した人が内定を勝ち取れます。時間はかかりますが最後まで手を抜かずに頑張りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは。
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