以前の記事に、国家公務員一般職で最終合格をしていれば内々定が無くても後から官庁から電話が来て内定をもらえる可能性があるという記事を書きました。
こちらの記事になります。
官庁訪問をしていた官庁から連絡が来るパターンと、官庁訪問をしていないけれど官庁から連絡が来るパターンと2つのパターンを書きました。
どちらも官庁の方から連絡が来るという内容です。
待つということを基本に書いていましたが、私の友人に1人だけこちらから電話をして内定をもらったという人がいました。
通常はこちらから電話をするというのは官庁訪問の申し込みの時になります。
それ以降は基本的に無いのですが、その友人はこちらから電話をし、そして内定をもらいました。
私の周囲ではそのような内定のもらい方をした人はその友人ただ1人です。
今回の記事ではその友人がどのような経緯で内定をもらったのか書いていきたいと思います。
思い切って電話をした
友人の第1志望は裁判所でした。
裁判所で働いたいという想いはとても強く、裁判所の試験以外は滑り止めで受験していました。
もし裁判所がダメだった場合は公務員浪人をする覚悟をしていたようです。
1次試験は裁判所は合格し、それ以外にも受験した試験は全て合格していました。すごいですね。
その後、それぞれの官庁の面接等を受験していきました。この時に国家公務員一般職については官庁訪問は行なっていなかったようです。
ひと通り終わり、結果は裁判所は不合格。国家公務員一般職だけは最終合格をしていました。
第1志望の裁判所が不合格でとてもショックを受けていました。
元の予定では裁判所がダメだった時には公務員浪人をして裁判所を受験する予定でしたが、状況が変わり、周囲と話し合い公務員浪人はせずこのまま市役所等の試験を受けていくこととなりました。
なかなかうまくいかない
市役所を受験していくのですが、1次試験は合格するものの面接で不合格となります。
また、友人の中では裁判所でなくとも専門性の高い国家機関で働きたいという想いが強くなっていったみたいです。
国家公務員一般職の方は最終合格をしてからいくつか官庁から電話をもらっていたようですが、友人が重視している専門性がそこまで無い官庁だったため断っていました。
こちらから電話をする
国家公務員一般職の最終合格発表から数ヶ月経った冬ごろになって、友人は思い切った行動に出ました。
官庁訪問を行っていない官庁に電話をして、面接を受けさせてほしいとお願いをしました。
その結果、官庁の人事担当の人から面接を受けに来るように言われたそうです。
唐突の電話に人事担当の人は驚いた様子だったそうです、それはそうですよね。
その後、折り返すと言われ電話が終わり、少し時間が経った後に折り返しの電話が来て面接の話となりました。
面接からの内定
面接では志望動機等よくある質問をされたそうです。
そして、最後に言われたこととして「内定を出そうと思うけれど、絶対に辞退はしないでほしい」ということでした。
こちらから無理にお願いしているので当然ですね。
友人はもちろんOKして、内定をもらえました。
志望順位が低くてもしっかり受けておくべき
今回の友人の経験はかなりレアケースだと思われます。
官庁の方でちょうど欠員が出たところで電話をかけて運良く内定をもらうことができたのだと考えます。
今回の友人の経験から思うこととして、志望順位が低くても面接などをしっかり受けておくべきだと考えます。
もともと友人は裁判所が第1志望で、ダメなら公務員浪人をする予定でいました。
しかし色々な事情から公務員浪人はやめました。そして市役所等の試験を受け続けていくことになりました。
もし官庁訪問や県庁等の面接をしっかりやっていれば他から内定がもらえていたかもしれません。
結果的に内定はもらえましたが、友人はそのことについて後悔をしていました。
公務員試験は試験日が重ならなければいくらでも受験ができます。
なので、志望順位の低い官庁や市役所の試験も受けていくことになると思いますが、そのような試験でも全力で受験して、万が一の時に備えておくことが大切です。
まとめ
今回の記事では、官庁訪問を行なっていない官庁にこちらから電話をして内定をもらった友人の話を書きました。
運が良ければこちらから電話をかけることで面接を受けさせてもらい、内定をもらうことができる可能性があります。
しかし、今回の友人の経験から特に大切なのは「志望順位が低くても全力で受ける」ということだと思います。
志望順位の高い官庁を全力で受験し、ダメなら公務員浪人をするという覚悟はとてもすごいことだと思います。
しかし、友人のように後から状況が変わることも十分あり得ます。
そのようなことも想定して、志望順位が低くても、受験するチャンスがある限りは全力で受けていき、少しでも内定をもらえるように頑張りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは。
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