国家機関や市役所等(以下官庁)では毎年職場説明会が開催されています。
職場説明会ではその官庁での仕事の内容や、実際に働いている職員さんの話を聞くことができます。
職場説明会に参加することはメリットが多く、私は公務員試験を受験する方であれば参加するべきだと考えます。
この記事では職場説明会に参加することのメリット、そして私自身の経験から感じたことを書いていきたいと思います。
職場説明会へ参加するメリット
冒頭で書いたとおり、公務員試験を受験する方であれば職場説明会へ参加するべきだと考えます。
参加することで得られるメリットは以下のとおりです。
- 仕事内容を詳しく知ることができる
- 職場の雰囲気を知ることができる
- 勉強のモチベーションを上げることに繋がる
- その官庁について詳しく知れることにより志望順位を明確にできる
- 説明会へ参加した記録が残すことができる(うわさ)
それぞれ詳しく説明していきます。
1.仕事内容を詳しく知ることができる
説明会なので当たり前のことではありますが、その官庁の仕事内容を詳しく知ることができます。
パンフレットやホームページ等にも仕事の内容は書かれていますが、説明会に参加すれば実際に働いている職員の方の話を聞くことができ、気になることがあれば質問をすることができます。
パンフレットやホームページに書かれていないリアルな内容を知ることができ、仕事内容についてよりイメージがしやすくなります。
2.職場の雰囲気を知ることができる
このメリットも1と同様に当たり前のことではありますが、職場の雰囲気を知ることができます。
説明会では大抵の場合は部署等を見学させてもらい実際に働いている所を見せてもらうことがあります。
実際に働いている時の雰囲気を知ることができるのはとても大きいです。
説明会の中には見学することがない場合もあります。
もし見学する機会が無かったとしても説明会のために実際に官庁へ訪れることになるため、建物内の雰囲気等をある程度知ることはできます。
それだけでも意義はあると感じます。
3.勉強のモチベーションを上げることに繋がる
職場説明会に参加し、自分が働きたいと思う官庁を見つけることができればモチベーションを上げることができます。
公務員試験の勉強のように長丁場となるとどうしても途中でモチベーションが下がることがあります。
そのような時にも自分が働きたいと思う官庁があるかないかでモチベーションを回復するスピードは変わってきます。
職場説明会に参加し、自分が働きたいと思う官庁を見つけることはとても重要です。
4.その官庁について詳しく知れることにより志望順位を明確にできる
これは主に国家公務員の一般職の話になりますが、1次試験が合格した後に官庁訪問が始まります。
官庁訪問では自分が入りたい官庁に自分で面接の予約をしなければなりません。
基本的に予約は早い者勝ちです。
これはあくまで今までに内定をもらった人の傾向の話なのですが、官庁によっては早い日にちに予約をしていないと内定がもらえないという官庁もあるようです。
そのため、1次試験の合格が分かったら志望順位の高いところから素早く電話をかけなければなりません。
官庁は数多くあり、どの官庁で働きたいか志望順位を決めておくことが非常に重要となります。
職場説明会に参加し、その官庁について仕事内容や雰囲気を知り、自分が働きたいと思う官庁を見つけることで志望順位をしっかりと決めることができます。
説明会へ参加した記録が残すことができる(あくまでうわさ)
あくまでうわさなのですが、職場説明会に参加したかどうかをチェックしている官庁があるようです。
大学の時に公務員試験に合格した先輩の話を聞く機会があったのですが、そのようなことを言っていました。
その先輩も「うわさだけど」ということで話していたので確実な情報かと言われたら分かりません。
しかしこの話は昔からずっと言われているようです。
間違いないのは各官庁は志望者の本気度を細かく見ているので、職場説明会に足を運ぶことは大切だと思います。
職場説明会に参加するタイミング
職場説明会が開催されるとしていつから参加するべきか、勉強を始めたばかりでまだ参加するべきではないと考えるかもしれません。
私の考えとしては社会人の方でも学生の方でも都合が悪くない限り参加した方がいいと考えます。
学生の方の場合は大学3年生から参加することが多いと思いますが、もし公務員試験を受験することを早いうちから決めている場合は大学1年生でも2年生でも参加するべきだと思います。
理由としては、メリットの3「勉強のモチベーションを上げることに繋がる」でも書きましたが、自分が働きたいと思う官庁を見つけることができればモチベーションを上げることができます。
早いうちに働きたい官庁を見つけることができればそれだけ有利になります。
私が職場説明会に参加した時の話
私が大学生で公務員試験の受験生だった時に官庁の職場説明会に参加しました。
当時は職場説明会に参加することの大切さを知らず、とりあえず参加したという感じでしたね。
しかし、参加したことで働きたいと思う官庁を見つけることができ、勉強に対するモチベーションがとても上がったことがあり、その時に職場説明会に参加することの大切さを知ることになりました。
その時の経験談を書きたいと思います。
初めはあまり興味の無かった国税専門官
私が特に印象に残っているのは国税専門官の説明会でした。
公務員試験の勉強を始めた頃、第1志望は裁判所でした。
大学3年生の秋頃から各官庁で説明会の日程が公表され、私は参加できる官庁はなるべく参加していきました。
こんな仕事をするんだなと色々な気づきがあり、とても参考になっていましたが、裁判所の第1志望というのは変わりませんでした。
そしてそのような中で参加したのが国税専門官の職場説明会でした。
国税専門官というと「税金に関することを行う仕事」くらいの認識しかなく、それほど興味はありませんでした。
日程の都合は悪くないしとりあえず参加しておくか、くらいの感覚で職場説明会に参加したのですが、それによって気持ちが大きく変わることとなります。
大きく成長できる仕事
説明会が始まると職員の方が仕事の内容について話していきます。
税金に関する仕事で、調査等を行うという内容を話されていて「イメージ通りだなぁ」と初めは思っていました。
しかし、その後若手職員さんの話になり、その話を聞いていく中でとても印象に残る話が2つありました。
その時の内容ですが、1つ目は
「この仕事ははっきり言ってかなり難しい仕事であり、常に勉強しなければならない。しかし、仕事を通じて幅広い知識等得るものはとても多い」
仕事を通じて知識を得ることができるということが私が仕事に求めていたものにとてもあっていたからです。
そして、2つ目ですが
「税務調査等で現場に出て仕事をすることが大半であり、一般的にイメージされている公務員とは程遠い。緊張感はとてもあるがそのような中で成長することができる。」
これらの話を若手職員さんがされた時、仕事を通じて成長できるというのが私が仕事に求める価値観にとても合っていたためとてもワクワクしました。
この話を聞いてから国税専門官という仕事に対する印象は大きく変わり、この仕事をしてみたいと思うようになり志望順位は上がりました。
実際に話を聞かないと分からないこともある
国税専門官の職場説明会では若手職員の方の話を聞いたことで仕事の魅力に気づき、その後志望順位が上がりました。
元々パンフレットを読んでいてどんな仕事からある程度把握していたので職場説明会に参加するか悩んでいました。
しかし、実際に参加したことで自分だけでは気づかなかった魅力に気づくことができました。
この経験から、職場説明会に足を運んで話を聞くことがとても大事だということを感じました。
まとめ
今回の記事では職場説明会に参加することの大切さ、そしてメリットについて書きました。
職場説明会に参加するメリットとして
- 仕事内容を詳しく知ることができる
- 職場の雰囲気を知ることができる
- 勉強のモチベーションを上げることに繋がる
- その官庁について詳しく知れることにより志望順位を明確にできる
- 説明会へ参加した記録が残すことができる(うわさ)
これらが挙げられます。
職場説明会には、参加できるならできるだけ早いうちに参加して色々な官庁の仕事を知り、自分が働きたいと思える官庁を見つけることが大切です。
私自身は初めは職場説明会の大切さを全然感じていませんでしたが、国税専門官の職場説明会に参加して国税局の仕事の魅力に気付くという経験をしました。
各官庁のホームページ等で仕事内容を知ることは可能です。
しかし、職場説明会に足を運び、職員の方の話を聞くことで初めて知ることができることもあるので、もし行けるのであれば各官庁の職場説明会に参加することをおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それでは。
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