私が大学生の頃、法学部で法律の勉強をしていました。
その時に法律系の資格に色々な種類の資格があることを知り、何か挑戦してみようと考えました。
大学の職員さんに相談して考えた結果「行政書士」の資格を勉強することにしました。
大学2年生から大学で開講されている行政書士の講座を受講し、講義を受けながら約半年間勉強しました。
試験は残念ながら不合格となりましたが、その時に得た知識はその後の法律の勉強においてとても役に立ちました。
今でもあの時に行政書士の勉強をして良かったと感じています。
学生の方、社会人の方、どちらの方にも私は行政書士の資格をおすすめします。
今回の記事では私の大学の頃の経験から、行政書士の勉強をするメリットを書いていきたいと思います。
行政書士の勉強をするメリット
冒頭で書いたように、私は「行政書士」の資格を勉強することをおすすめします。
理由としては行政書士の勉強をすることで以下のメリットがあります。
- 法律の勉強を始める足がかりとなる
- 勉強した内容が他の資格試験等でも使える
- 半年ほどの勉強で合格レベルに達することができる
行政書士の試験科目は以下のとおりです。
- 憲法
- 行政法
- 民法
- 商法
- 基礎法学
- 行政書士の業務に関する一般知識等
この試験科目を踏まえ、理由についてそれぞれ詳しく説明していきます。
1.法律の勉強を始める足がかりとなる
法律はとても難しいです。
私自身がそうでしたが、大学で法学部に入り初めて法律の講義を聞いた時には内容がとても難しく驚きました。
法律の勉強を始める際に読む基礎的な内容の本を基本書と言うのですが、基礎的な内容であってどうも学説等難解な内容が多くてとても難しく、私は挫折しかけました。
予備校が作成した行政書士のテキストは試験に受かるための知識を初学者でも分かるように解説されているため理解しやすいです。
試験科目が憲法や民法、行政法のように大学の法学部で習う法律の多くを試験科目としているため、行政書士の勉強をすることで法学部で学ぶ多くの法律を理解することができます。
行政書士のテキストで勉強した後に法律の基本書を読むとかなり理解しやすくなります。
2.勉強した内容が他の資格試験等でも使える
行政書士の試験科目は他の資格試験等の法律の科目と被っている部分が多いです。
特に宅地建物取引士や公務員試験にはそのまま行政書士の試験で勉強した内容が使えます。
行政書士で出題される法律の内容の方が難しく、しっかり勉強していれば後に宅地建物取引士や公務員試験の勉強をする際には勉強しなくても対応できるレベルの知識が身につくと思います。
3.半年ほどの勉強で合格レベルに達することができる
行政書士の試験は半年ほどの期間をしっかり勉強すれば合格するためのレベルに達します。
なので半年という期間で行政書士の試験科目の法律の知識を身につけることができ、その知識を他の勉強でも使うことができるため、とても効率が良いです。
もし万が一試験の結果が不合格になってしまったとしても、身につけた知識を次の機会に役立てることができます。
大学2年生の頃に行政書士の勉強をした時の話
冒頭にも書きましたが、私が大学2年生の頃に大学が開講している行政書士の講座を受講しました。
大学が開講しているとはいえ内容は外部の予備校の講師の方に来てもらって講義を行うものなので、予備校へ通うのと内容は変わらないものでした。
行政書士の講座を受講して法律の知識を身につけたことで、その後の法学部での講義や公務員試験等で有利に進めることができました。
当時経験したことを具体的に書いていきたいと思います。
受講した動機
私が行政書士の講座を受講した動機は行政書士の勉強を通じてステップアップをしたいというものでした。
大学2年生の時の私は法科大学院への進学、そして司法試験の受験を考えていました。
そのような進路の場合にどのようなことをするのがいいのか大学の職員さんに相談したところ、法律の基礎を身につけるという意味で行政書士講座の受講を勧められました。
大体の学生さんは大学3年生から法科大学院への進学のための準備を始めるようです。
大学2年生の時期から法科大学院の勉強を始めるには少し早いため、まずは行政書士で法律の知識を増やしておくと後に役立つという理由でした。
私としては今できることをすぐにでも始めたかったので、行政書士の講座を受講することを迷わず決めました。
大学の講義を理解しやすくなった
行政書士の講座の講義を聴いていく中で最初に実感したこととして、大学の法律の講義を理解しやすくなりました。
行政書士の勉強をするメリットで書いた「1.法律の勉強を始める足がかりとなる」にあたりますね。
大学1年生の時は教授の講義を聞いて、指定された本をひたすら読んで勉強していました。
しかし私にはとても難しかったです。
大学の講義で使う法律の本はまず用語が難しく、そして学説というものもあって読んでいてもなかなか理解できませんでした。
本の内容は基礎的な内容なのだと思いますが、私にとってはその基礎の内容ですら理解できないという悲しい状況でした。
行政書士講座で習う法律は基礎的な内容を私のような初学者でも理解できるように工夫されているため、私でもとても分かりやすく、どんどん理解できるようになりました。
行政書士講座で法律の基礎を学んだところ、教授の講義やテキストが理解できるようになり、法律の勉強が楽しくなっていきました。
公務員試験でかなり役立った
大学3年生からは公務員試験の講座を受講して、法律の試験科目では行政書士講座で勉強した内容がかなり役立ちました。
行政書士の勉強をするメリットで書いた「2.勉強した内容が他の資格試験等でも使える」にあたりますね。
進路が法科大学院への進学から公務員試験に変わりましたが、試験科目は行政書士の試験と被っているところが多く、そのまま知識を使うことができました。
公務員試験に出題される法律の科目の内容は行政書士試験と比べると難易度が低いです。
なので公務員試験の講座が始まった時点で既に法律の科目については合格レベルに達しているという状態だったので法律の科目以外に時間をかけることができました。
公務員試験では法律の科目以外にも経済学等法学部では勉強することがなく、しかも難易度が高いという科目もありました。
法律の科目にかかるはずだった時間を経済学等の科目にあてることができたのはとても大きかったです。
まとめ
今回の記事では法律系でおすすめの資格として行政書士の試験の勉強を行うメリットについて書きました。
行政書士は学生の方、社会人の方のどちらにもとてもおすすめできる資格です。
行政書士の試験を勉強するメリットは
- 法律の勉強を始める足がかりとなる
- 勉強した内容が他の資格試験等でも使える
- 半年ほどの勉強で合格レベルに達することができる
この3つがメリットです。
私は大学2年生の頃に行政書士の勉強を通じてのステップアップ目的として勉強を始めましたが、その時に実感したこととして
- 大学の講義を理解しやすくなった
- 公務員試験でかなり役立った
この2つのことを実感しました。
私は試験の結果は不合格となりましたが、勉強を通じて得た知識はその後とても役に立ちました。
私と同じく行政書士の勉強をしていた同級生も行政書士の試験が終わってから宅地建物取引士や司法書士の資格に挑戦していましたが、行政書士の勉強で得た知識がとても役に立ったとのことでした。
- 法律の勉強を始めようと思っている方
- 現在法律の勉強をしている方
- 法律の資格を取りたいけど何を取るか迷っている方
上記に挙げた以外に色々な方はいると思いますが、私は行政書士の勉強をおすすめします。
記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは。
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